ご入会案内

 本学会は「開かれた学会」を目指しています。「儀礼文化」にご興味のある方はぜひ本学会にご入会下さい。

入会について

入会をご希望の方は「入会申し込みフォーム」からお申し込みいただくか、事務局に入会希望の旨をご連絡(TEL:03-3355-4188)ください。
事務局より入会金、会費のお振り込みのご案内をいたします。お振り込みの確認がとれましたら、事務局より会員証をお送りします。
※ご入力頂いた個人情報は、学会業務上必要な範囲内で適切に取り扱い、外部に漏れないよう厳正に管理します。
 (→「個人情報保護に関する基本方針」)

会員の特典

①学会が主催する「儀礼⽂化講座」「儀礼⽂化セミナー」「⾒学会」「講習会」「研究会」などに参加できます
②学会の刊⾏物、機関誌「儀礼⽂化」、会報「儀礼⽂化ニュース」が無料配布されます
③研究や調査の成果を研究会や機関誌で発表することができます

会費について

会 員資 格入会金年間会費
普通会員本学会の⽬的に賛同して⼊会した個⼈⼀般 3,000円
学⽣ 1,000円
⼀般 5,000円
学⽣ 2,000円
維持会員本学会の⽬的に賛同し、本学会の事業を援助する個⼈または団体不要一口につき
30,000円以上

受講概要 ―生涯学習講座のご案内―

儀礼文化学会では、主に学会会員を対象に各分野の専⾨家による指導、解説のもとに生涯学習講座を開設しています。
本科と研究科を設けており、本科課程を修了すると研究科に進むことが出来ます。

【本科】

本科の学修教科および実修教科の所定単位を取得した人には、「儀礼文化学会本科修了証」が授与されます。

受講資格:儀礼文化学会の会員であること
教科内容:学修教科でと実修教科からなります。
     学修教科…「儀礼文化講座」として開講
     実修教科…「儀礼文化セミナー」として開講

本科】
学修教科「儀礼文化講座」
実修教科「儀礼文化セミナー」

研究科】(専修ゼミ)

本科の受講単位、受講料について

学修教科35単位以上
実修教科17単位以上
合計52単位以上

学修教科は1単位120分を原則とし実修教科は1回1単位とします。

受講料:
   学修教科「儀礼文化講座」
    1科目/各2,600円(ご希望の講座のみ受講される方は当日受講料をいただきます)
    
    全9回/18,000円(初回開催時にご納金いただきます)
    ※講座によっては教材費を別途徴収させて頂く場合がございます。
    
   実修教科「儀礼文化セミナー」
    受講料は各々別途定めています。

【研究科】(専修ゼミ)

研究科において、儀礼文化学に関する研究並びに研修を行い、一定の成果を修得すると「儀礼文化講師」としての審査論文を提出することができます。

受講資格:本科修了者であること。

資格取得について

  1. 本科の学修教科および実修教科の所定単位を修得した方には、「儀礼文化学会本科修了証」が授与されます。
    尚、生活芸術士の資格を取得することができます(「生活芸術士資格取得規則」は別に定める)。
  2. 研究科の所定単位を修得した方には、「儀礼文化学会専修科修了証」が授与され、 「儀礼文化講師」審査論文を提出する資格が与えられます(「儀礼文化講師認定規則」は別に定める)。

【本科】学修教科「儀礼文化講座」カリキュラム 

概論

名称内容単位数
儀礼文化論儀礼文化の範囲・種類、およびその構造について考え、日本文化の基調を探る。2

通史

名称内容単位数
儀礼文化史儀礼文化の成立・展開について歴史的に把握する。2

くらしの文化(生活の儀礼文化)

名称内容単位数
くらしの民俗年中行事・生活儀礼・人の一生の各分野について学ぶ。2
くらしの歴史・有職故実生活の儀礼文化の歴史について学ぶ。2

美の文化(芸術の儀礼文化)

名称内容単位数
くらしの芸術礼法年中行事・生活儀礼・人の一生の各分野について学ぶ。2
茶道茶道の歴史、および各流派の文化的・芸術的特徴について学ぶ。2
煎茶煎茶の歴史・理論、および文化的・芸術的特徴について学ぶ。2
華道華道の歴史、および各流派の文化的・芸術的特徴について学ぶ。2
香道香道の歴史、および各流派の文化的・芸術的特徴について学ぶ。2
料理日本料理の歴史、および文化的特徴について学ぶ。2
フラワーデザインフラワーデザインの理論・構造について学ぶ。1
芸能・競技古典芸能神道・仏教の音楽、古典芸能などの歴史、および儀礼文化との関わりについて学ぶ。1
民俗芸能民俗芸能の種類・構造、および儀礼文化との関わりについて学ぶ。1
競技武道その他の伝統的競技について、歴史・理論、および儀礼文化との関わりについて学ぶ。1
文芸△短歌短歌の歴史・文学的特徴、および儀礼文化との関わりについて学ぶ。1
△俳句俳句の歴史・文学的特徴、および儀礼文化との関わりについて学ぶ。1
▲書道書道の文化史的展開、および儀礼文化との関わりについて学ぶ。1
▲絵画絵画の文化史的展開、および儀礼文化との関わりについて学ぶ。1

※「文芸」は△のいずれか一つと、▲のいずれか一つを選択する。

こころの文化(宗教の儀礼文化)

名称内容単位数
神道神事・祭礼の種類・歴史・理論·構造、および儀礼文化的特徴について学ぶ。2
仏教法会・行事の種類・歴史・理論・構造、および儀礼文化的特徴について学ぶ。2
修験道修験道儀礼の種類・歴史 ・ 理論・構造、 および儀礼文化的特徴について学ぶ。1
儒教儒教儀礼の種類・歴史・理論・構造、および儀礼文化的特徴について学ぶ。1
道教道教儀礼の種類・歴史 ・ 理論 ・ 構造、 および儀礼文化的特徴について学ぶ。1
キリスト教キリスト教儀礼の種類・歴史・理論・構造、 および儀礼文化的特徴について学ぶ。1
諸宗教宗教行事の種類・歴史・理論・構造、および儀礼文化的特徴について学ぶ。1

【本科】実修教科「儀礼文化セミナー」カリキュラム

くらしの文化(生活の儀礼文化)

名称内容単位数
くらしの民俗生活工芸ものづくりの見学実習、博物館などの見学1

美の文化(芸術の儀礼文化)

名称内容単位数
くらしの芸術礼法礼儀作法の実習1
茶道茶道の実習および教場などの見学1
煎茶煎茶の実習および教場などの見学1
華道華道の実習および教場などの見学1
香道香道の実習および教場などの見学1
料理料理の実習と食事作法1
フラワーデザインフラワーデザインの見学 ・実習1
芸能雅楽 ・舞楽雅楽 ・舞楽などの見学研修1
能・狂言能・狂言などの見学研修1
文楽・歌舞伎文楽・歌舞伎などの見学研修1
民俗芸能民俗芸能の見学研修1
競技•あそび武道剣道・弓馬術その他の見学研修1
古典遊戯投扇、盤双六、闘茶などの遊戯文化の見学および実習1

こころの文化(宗教の儀礼文化)

名称内容単位数
神道神社・村落の祭りの見学研修1
仏教法会・行事の見学研修1
諸宗教諸宗教における祭り・行事などの見学研修1

資格:生活芸術士について

生活芸術士とは何か

 わが国の伝統文化には、生活と深い関わりをもつものが多い。それらは、儀礼文化の「生活芸術」の分野に属するものである。具体的には礼法・華道・茶道・煎茶・香道・料理などである。これらは日本人の生活の中で発生し、長い生活の歴史の中で培われてきた文化である。そして、それらの文化的特質によって、われわれの生活は、豊かで美しいものに高められてきた。
 このような「生活芸術」を理解し修得することは、現代の日本人の教養として大切であり、また、国際社会において活躍する上でも、重要かつ有意義なものであるといえよう。
 これらの「生活芸術」の内容は、以前は家庭や社会の生活の中で、必要な教養として、ごく自然な形で学び、日常生活の中で活用されていた。それらは生活の文化伝承として保たれていた。ところが、現代の生活においては、その伝承の姿は殆ど失われてしまった。
 こうした現代の社会状況を鑑みると、「生活芸術」は新たに知識として学び、技能として修得する事柄であるといえる。「生活芸術」の内容は、現代のわれわれにとっては、学習の対象なのである。即ち、「生活芸術」は、総合的かつ組織的なカリキュラムによって学修される内容なのである。
 そして、このようなカリキュラムによって修得された「生活芸術」は、文化的知識および芸術的技能として、客観的評価の対象として位置づけることができる。言い換えれば、「生活芸術」の修得は、一定の資格として認めることが可能なのである。

生活芸術士資格取得規則

一、生活芸術士の取得条件

  1. 儀礼文化学会本科修了証が授与されること。
  2. 儀礼文化の「くらしの芸術」に関する分野の専門資格を有すること。
  3. 前号の条件を有しないものは「くらしの芸術」に関する分野の専門資格を在籍中に取得すること。

二、生活芸術士の取得課題

 各自の専攻分野に基づいて「生活還元に関する創作及び実技」の発表を行い、これをレポートとして提出する。

三、生活芸術士取得のための指導

  1. 課題(テーマ)を決めるための指導を行う。
  2. 課題を展開する学習方法の指導を行う。
  3. 課題発表とレポートの作成指導を行う。
  4. 全体指導は年四回(季月)行う。
  5. 個別指導は儀礼文化講座の開催日に行う。
  6. 学習指導には運営委員が参加する。